1985年度の展覧会
和泉市市制30周年記念 特別展
黄金塚・施福寺経塚の遺宝 ー和泉の考古ー
昭和60年10月10日〜11月10日
和泉の地は、古代から近代にかけて政治、経済の中心地的な役割を果たした奈良、京都、大阪の周縁にあり、その地理的な環境から、多様な働きを果たしてきた。市内に残る弥生時代から古墳時代の遺跡からは生活の足跡が、また平安時代や鎌倉時代に創建された寺院からは信仰の証がそれぞれたどられる。市制施行30周年にあたり、東京国立博物館に収蔵されている「景初三年」銘が刻まれた青銅鏡他の和泉黄金塚古墳の出土品、弥生時代の大規模な環濠遺跡である池上曽根遺跡からの土器をはじめとする出土品、また西国三十三ヶ所寺の第四番札所である施福寺境内の経塚出土品、そしてこれらに加え、他の遺跡からの考古資料あわせて121点を展示し、多くの市民が歴史を見つめる機会とするとともに、郷土に対する意識の高揚をはかった。
出陳作品一覧(PDF)
常設展示
源氏絵
昭和61年3月2日〜3月30日
昭和59年度の源氏絵展では取り上げなかった48面を陳列し、詞書の読み下しとともに源氏物語の内容にもわたる展示をおこなった。あわせて経巻や工芸品など10点を陳列した。
出陳作品一覧(PDF)