1995年度の展覧会
特別陳列
書画の名品
平成7年4月2日〜5月28日
館蔵の久保惣コレクションの中から、国宝、重要文化財の絵画、古筆、経巻等を中心に37点展示した。
常設展
中国古代の青銅器と玉
平成7年6月7日〜7月30日
新石器、商、西周、春秋、戦国時代の青銅器と玉器128点を展示した。
常設展中国近代絵画
平成7年8月20日〜9月21日
19〜20世紀初頭に活躍した中国画家の作品を39点展示した。
特別展
歌絵
平成7年10月1日〜11月26日
和歌は平安時代に成立した日本独自の詩形式であるが、同様にやまと絵も日本の風土や感性に根ざした絵画で、和歌の変遷に呼応して展開してきた。歌は絵画のみならず、蒔絵や染織、金工などの工芸にも題材として取り込まれており、日本の美術と工芸の重要な主題と言える。和歌などの歌の意味を表した絵、もしくは歌を詠む題材となった絵という二通りの性格を含んでいるのが「歌絵」である。ここに歌の意匠も歌絵として捉え、平安から江戸時代にいたる歌絵を中心にして87点を陳列した。歌絵の定義を明確にし、意義付けを行い、やまと絵の展開にとって歌絵がいかに密接に関連しているかを考察するとともに、和歌と絵がいくつかの形式を生み出していることを明らかにし、絵画史の立場を中心にして歌絵の持つ意味を考察した。
常設展
茶の器 ー煎茶と茶湯ー
平成7年12月3日〜平成8年1月31日
日本の茶の湯や煎茶で賞玩されてきた中国と日本の陶磁・金工品を中心に72点展示した。
常設展源氏絵
平成8年3月1日〜3月31日
土佐光吉筆「源氏物語手鑑」の中から48面を選び、釈文をつけて物語の展開を追いながら鑑賞できるように展示した。その他、経典4点、工芸品6点を合わせて展示した。